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No.0

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05

18

20:45
Fri
2007

No.0307

とあるヤグードの練武祭

「たくさん、た~くさん、やっつけてくれてありがとうクポ~!
 これで、甲冑を貸してくれた東の国にも面目がたつクポ~。これはお礼だクポ。」

何故私が竹刀など持っているのか。そこを話さねばならぬだろう。
話は数日前に遡る。あれはハイプリースト様に呼び出された時のことだ。

--------

「よく来てくれた、クイジよ。実はお前に頼みたい事があるのだ。」
「と仰いますと?」
「お前もよく知っておろう。臆病な星の巫女が治めておる、ウィンダスのことだ。
 何やらこのところ、人間共の間で不穏な動きがあるようなのだ。
 我らがオズトロヤ城を落とさんが為に軍備の増強をしておるのやもしれぬ。
 そこで、お前を見込んでの頼みだ。ウィンダスの情勢を窺ってきてくれぬか?」

ハイプリースト様直々の命。私に断わる、と言う選択肢がありようもない。
「しかし、どのようにしてウィンダス領内に侵入すればよいのでしょうか?」
「うむ、それなのだがな。ここに人間共に化けられると言う柏餅がある。
 何分人間風情の作ったもの故、真偽の程は分からぬが。
 このようなものに頼るのは心許無いが、他に有効な手立てが無いのだ。
 危険な任務だとは思うが、クイジよ。頼んだぞ。」
「このクイジ、現人神シシュ様のため、全霊を尽くして参ります。」

名乗るのが遅れたが、私の名前はSyuu Quizi。
ヤグードの中では、Persecutor(迫害者)と言う位に就いている。
我々ヤグード族は、社会の特徴として大多数が信者で占められ
その教義上で必要な役職に、能力や働きに応じて割り当てられる。
私も元々は一介のInitiate(見習い)に過ぎない身だったが
先日Persecutorへの昇格を認められ、刀を持つことが許された。
とは言えヤグード族全体を通して見れば、まだまだ若輩である。

ハイプリースト様はああ仰ったが、私には分かっている。
実際のところ、敵国への密偵と言う危険な役目に貴重な人員は割けない。
ましてや、人間の作った得体の知れぬ物を口にしての任務だ。
ヤグードにどう言った影響を及ぼすのか分かったものではない。
その点、私のような新兵であれば捨て駒として扱おうとも問題はない。
万が一成功した場合なら、それはそれで御の字と言うことなのだろう。

自室へ戻り、一人溜息をつく。果たしてこの任務、生きて戻れるのだろうか。
逃げ出すことは簡単だ。しかしそうすると、背信者として追われることになる。
この先一生消えない恥辱を背負って生きてゆくのも、私には耐え難かった。
私は大いに悩んだが、遂に意を決してハイプリースト様から授かった
人間に化けられる、と言う柏餅の一つを口に放り込んだ。
ええい、もういい。考えても埒が開かない。どうにでもなれだ。

数分後に鏡を見ると、本来在るべき私の姿はそこに無かった。
映っていたのは等身だけでなく、脚、腕、そして首までもが長い種族。
誇り高いだけで、傲慢で知性の欠片もないエルヴァーンだった。
私の自慢だった爪も、嘴も、羽根さえも無い。何とも珍妙な姿だ。
あまりの精巧さに感心すると共に、一生この醜い姿なのかと慌てたが
数時間すると元の姿に戻ることが出来た。
どうやら人間に化けていられるのは、暫くの間だけのようだ。
残りは3つ。よく考えて使わなければならない。

翌日私は身支度を整え、ウィンダスへと発つことにした。
歩くこと数時間、徐々にウィンダスの門が見えてきた。
この姿のまま近づくのはまずい。草陰で柏餅を食べる。
すると、膝程度の長さだった草が、急に身の丈ほどまでに伸びた。
いや、草が急成長したのではない。私が縮んだのだろう。
とすると・・・今度はタルタルになったのだろうか?

とりあえず、姿は変わった。見た目でヤグードとばれることはあるまい。
残るは鼻の利くミスラの番兵共だったが、こちらも問題はなかった。
こうして、私はウィンダスに足を踏み入れることとなった。

--------

これだけ人間が大勢いる場所に足を運ぼうなど、思いもしなかった。
現実には今、私はウィンダスの地に立っているわけだが。
任務の為だけではなく、自身の知的好奇心にも後押しされ
ウィンダスとオズトロヤの文化や、技術面での違いを比較、観察する。
書物などで人間に関する知識をある程度は得ていたのだが
読み聞きしたものと実際に自分の目を通したものとでは、まるで違う。

そうしていると、一人のタルタルに声をかけられた。
「やあ!君もウィンダスに来たばっかりなの?」
私が返事をする間もなく、彼は矢継ぎ早に話を進めてゆく。
「実はおいらもそうなんだ。昨日ここに来たばっかりでね。
 いやー広くて参るね。どこにいるかわかんなくなっちゃうよ。
 見たとこ君もそうなんでしょ?一緒に見て回らない?」

彼の名前はxxx-xxx(ヤグード族には存在しない発音だった)と言い
黒魔道士として修練を積むため、また冒険者として名を馳せるために
ここ、ウィンダスの地へ来たということだった。
確かに、我らに近い水準の魔道研究が進められている国は他に無い。
ウィンダスは言わば、魔道士を志す者にとっての登竜門と言ったところか。

彼はタルタルの多くがそうであるように、きわめて友好的で
初対面にも関わらず、私を連れてウィンダス領内を散々歩き回した。
敵地に一人で乗り込んだ私と同じく、彼も心細かったのかもしれない。
そんな中、状況を同じくする相手を見つけたのが嬉しかったのだろう。
見知らぬ相手の都合に振り回されるのは面倒ではあったが
不思議なことに、悪い気分にはならなかった。

ウィンダス内を一通り散策し終わり、どうしたものかと考えていると
「今ウィンダスではモーグリ達が錬武祭を開催してるんだって。
 折角この場に居合わせたわけだし、やってみようよ!」
と、こちらも半ば強引にだが、彼の提案に従うことになった。

まず、ホームポイントと言うものの設定をするらしい。
この設定をすることで、戦闘不能になっても自動的にこの場所へ戻れるようだ。
冒険者達の屍が見えないと思ったら、こう言うことだったのか。
これも変身による効果のおかげか、ヤグードの私でも設定は出来た。
そして練武祭とは、ウィンダス外にいるモーグリから木刀を受け取り
得体の知れない魔法をかけられた後、疾走する鎧武者を叩くというものだった。

何度か叩いては戦闘不能になり、ホームポイントに戻るのを繰り返しているうちに
鎧武者も力尽きたのか、ばたりとその場に倒れて影も無く消えてしまった。
すると、どこから見ていたのかモーグリが現れ、礼を述べると共に
感謝のしるしとして蓮製の木刀と、柏餅を手渡してきた。
ふむ、そう言うことか。木刀は必要ないが、柏餅をもらえるのは有難い。
これが補充出来るなら、ウィンダスへの滞在は暫くの間出来そうだ。

早速手に入れた柏餅を、二人で口にしてみる。
xxx-xxxは子供のガルカになった一方、私は成人のガルカになったようだ。
人間とヤグードとでは、体組織の違いか若干効果が異なるらしい。
これを利用すればウィンダスへの侵攻の際、我々が優位に立てそうだ。
オズトロヤに戻り次第、ハイプリースト様に報告の必要がある。
xxx-xxxが不思議がってはいたが、「所詮モーグリの作ったものだから」
と私が言うと、「そういうものなのかもね」と納得したようだ。
その程度の説明でいいのか。

その日は2度目の変身が解ける前にxxx-xxxとは別れ、宿を探すことにした。

--------

次の日から私が立ち入れる範囲でウィンダス内を探ってみたのだが
ハイプリースト様が仰ったような、不穏な動きは微塵も感じられなかった。
考えられるとしたら、今や私の日課となりつつある錬武祭がそれに当たり
何か別の目的があるのかとも思ったのだが、どう見ても遊びにしか見えない。
全く、人間と言う奴はおかしなものだ。暢気なのか、馬鹿なのか。
しかし、その脳天気さが私には少しだけ羨ましくもある。

この数日、柏餅で様々な種族へと姿を変えて過ごしたのだが
時にはヒュームと軽口を叩きあい、エルヴァーンと議論を交わし
また、時にはガルカと酒を呑み、語り明かすと言うこともあった。
それらは厳しい戒律の下に生きる私には、非常に新鮮なものだった。

中でも私が一番長い時間居たのは、xxx-xxxとだった。
日々、策謀が渦巻く中で生活している私にとって
何の打算もない相手といる、と言う事に安らぎを感じたのだろう。
彼はいつも陽気で、無邪気で、どこまでもお人好しだった。
私が柏餅補充のため錬武祭に参加しているのを見かけると
「よく飽きもせずやるもんだね。おいらはもう飽きちゃったよ。」
と呆れつつも、いつも私を手伝ってくれた。
私にも、気の許せる友が出来たと言う事が、何より嬉しかった。

しかしそんな日々も、時の流れと共にやがて終りを告げる。
練武祭が終わったのだ。私もオズトロヤへ戻らねばならない。
ほんの少しの間だったが、xxx-xxxだけにでも別れの挨拶をすることにした。

だが、いざ本人を目の前にして別れを告げようとすると、言葉が出てこない。
今までこう言った経験が全く無い私には、何と言ってよいのか分からなかった。
口をついて出た言葉は、たった一言。
「また来年。」

xxx-xxxも事情を察したのか、にっこりと笑って
「また来年。」
とだけ返してくれた。あるいは、全て知っていたのかもしれない。
私がヤグードであることも。

こうして、私のウィンダスへの潜入任務は終わったのであった。

--------

「…成程。お前の考えでは人間共は獣人へ姿を変える前段階として
 例の柏餅を作り、獣人拠点に密偵を送り込もうと画策している。
 それ故獣人拠点の警護を強化すべき、とそう言うことなのだな?」
「恐れながら、左様に御座います。」
「あい分かった。それでは儂の方からアバター様へ進言しておこうぞ。
 御苦労であった。暫しの間ゆっくりと休むが良い。」
「はッ、勿体ないお言葉。有難く頂戴致します。」

--------

数日後。
タルタルが一人、座ってヒーリングをしている。
と、そこへ忍び寄るヤグード。しかし、タルタルが襲われることはなかった。
タルタルが小さいあまり、目に入らなかったのだろうか?
それとも、夕闇がヤグードの視界を曇らせたのだろうか?
それは、誰にも分からない。
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05

18

15:32
Fri
2007

No.0308

からくりソロENM54,55回目

54回目
ダイス代:2万ギル
結果:勝利、アチューナーとスモークスクリーンゲット。

54回目は特に言うこと無い。
55回目は戦闘の内容についてというよりも
この間のスクエニパーティで行われたトークセッション

ムバルポロスのゴブリンとのダイス勝負には……裏技がある。
―イベントチーム 小川公一

賭けるギルの数値をあの近辺のエリアにまつわる数字にして、
ある曜日にトレードするとその金額よりも勝てる確率がアップします。
セリフも変化しますので、試してみてください。


と言うことらしいので、それについて試してきた。
どうやら闇曜日に2716ギルトレードするといいらしい。
実際にトレードしてみると

20070518a.jpg

おお!少しだけ、本当に気付かない程度だけどセリフが変わっている!
1回目は負けたのだけど、勝ちセリフも変化しているかも、と思い
勝てるまで2716ギルでダイス勝負を挑み続けてみた。

20070518b.jpg

何も変わらねぇよボケがぁぁぁぁぁああああぁ!
勝つまで24回チャレンジした金と労力を返せ!

55回目
ダイス代:65184ギル
結果:勝ち、蚯蚓の土だけ。

結論。普通に1万ギルで勝負した方が早いし安上がり。
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